夫婦で描く老後の設計図

定年延長の発表、単身赴任の継続、給与の減少といくつもの変化が重なったことで、私たちはついに“ 現実の老後 ”に向き合うことになりました。
まず、定年後の課題の見える化に取り組み、自分たちのセカンドライフの設計図を整えていきました。
「これからどうする?」を、夫婦で初めて本気で話した日
なんとなく60歳で一区切りって思ってたけど…
予定が変わったからこそ、ちゃんと考えないとね。

俺も、これまでは”働いていれば何とかなる”って思ってたけど、
今は”いつまで、どう働くか”を考える時期になったなって感じてるよ。

老後の「見える化」を始め
私たちはLINEでビデオ通話しながら、PCにこれからの人生設計図である【ライフプラン】を書き出し現状把握することから始めていきました。
- 自分たち家族の年ごとの年齢とライフイベントの書き出し
- 今ある資産とこれからの収入予測
- 年金受給のタイミングと金額の目安
- 子どもの大学卒業後の生活費
- 東京・福岡の二重生活をいつまで続けるか(自分で選べる訳ではないけれど)
- 将来の親の介護・施設の可能性
- 家の修繕、車や大物家電の買い替え時期の洗い出し
今までは“なんとなく”考えてたけど、PCでライフプラン作ると一気に現実味が出てくるね

逆に、“今はこうしておけばいい”ってことも見えてきたかも

お金の不安は「話すこと」で軽くなる
老後のお金の話って、どうしても気持ちが重たくなってしまいます。
でも実際にライフプランを書き出してみると、「知らない」ことが不安の一番の原因だったことに気がつきました。
話し合う前は“なんとかなるのかな?” “でも不安” だったけど、
今は“ここは備えたほうがいいね”って考えられるようになった気がする。

俺も正直、長生きできてもお金足りるのか? とか考えて
将来がちょっと不安だったけど…ちゃんと話せてホッとしてるよ。

働き方も、暮らし方も、お金のことも。
60歳を目前と少し遅かったけど、ようやく夫婦で“将来の地図”を描き始めました。
きっかけは新NISAと確定拠出年金
ちょうどその頃、2024年からの「新NISAスタート!」がニュースでも話題に。
それまで後回しにしていた資産形成や投資のことが、ようやく自分たちにも関係ある話として、目の前に降ってきました。
前の失敗があるから、不安はあるけど、少額から“やってみる”のが一番かなって思って…。勉強しないとね。

書籍やYouTube、そして投資をしている友達からの情報を収集していたことや、
確定拠出年金を、退職前の60歳の時点で一括で受け取れたことで、
私たちは、少額から新NISAでチャレンジすることにしました。
まず始めたのは、新NISA
- 夫婦それぞれ新NISA口座を開設
- 積立投資と高配当株に分けてスタート
- 配当金は生活費には組み込まない“ご褒美”と考えて運用
といったスタイルで、できることから始めてみる
ライフプラン表
次回は、私たちが話し合いながら少しずつ整えていったこと。
「老後の暮らしとお金の見える化」=“わが家のライフプラン表”の作り方について書いていきます。