老後資金の見える化“お金の棚卸し”

老後の生活を考えたとき、まずやったおきたいのが“お金の棚卸し”。
収入・支出・資産を整理してみると、自分たちの立ち位置がクリアになり、将来の不安を少し和らげることができます。
まず私たちは「今持っているお金」と「今後の出入り」を見える化することで、“お金の棚卸し”を始めました。
お金の棚卸しステップ①「家計の全体像を把握」

やったこと
- 夫婦それぞれの口座残高を洗い出す
(休眠口座は解約。転勤先ごとに口座開設し複数保有していた) - 銀行預金、証券口座の資産をカテゴリごとにリストアップ
- 保険、iDeCo、企業年金なども忘れずに確認
定年まであと数年だし、今の状況をはっきりさせたいな。

本気で“お金の整理”しないとだね。使ってない口座も沢山あるよ。

転勤するたびに、家賃引落用とかで銀行口座増えていってたよな。
口座いくつある? 口座の洗い出しと、不要なやつは解約だな。

解約行ってきたよ。古い口座は銀行が再編されて名前変わってたよ。
横須賀で作った第一勧銀は、みずほ銀行、
福岡で作った大和銀行は、りそな銀行に変わってたよ。

大和銀行には米ドルが残ってた。日本円に両替して小銭を窓口で渡された時は、何だかちょっと恥ずかしかったww。

埋蔵金は無かったか、残念。解約お疲れ様。

通帳見るたびに気になってたから、気分的に凄くスッキリしたよ。

口座を整理してメイン口座に集約したから、把握も楽になるな。


銀行口座を整理した流れ
① 銀行口座の使用頻度を考え、4行(6口座)に決定。
三井住友銀行(太朗)
→ 太朗の単身赴任の月々の生活費を地銀から毎月資金移動して管理中。
→ SBI証券と連携して投資資金の中継口座としても使用中。
福岡銀行(太朗・華子)
→ お給料の振込口座(自宅から徒歩10分の立地で一番近い金融機関)
楽天銀行(華子)
→ 楽天証券と「楽天マネーブリッジ」で連携させて投資資金を管理。
ゆうちょ銀行(太朗・華子)
→ 全国で使えるメリット作った転勤族の名残りの口座(時期を見て解約方向)
② 旧 第一勧銀、旧 大和銀行は解約。
(平日に有給使って銀行へ、地味に面倒だったけど “スッキリ”)
③ 今後、口座の残高確認を簡単にするため、銀行のアプリを登録しました。
- 三井住友銀行—-三井住友銀行アプリ
- 福岡銀行——–福岡銀行アプリ、Wallet+(ウォレットプラス)2種類
- 楽天銀行——–楽天銀行アプリ
- ゆうちょ銀行—ゆうちょ通帳アプリ
お金の棚卸しステップ②「収支を洗い出す」

収入を洗い出す
- 月々のお給料、年2回のボーナス(収入は、2種類のみ)
- 臨時収入としては、保険見直しの解約金がありました
支出を洗い出す
- 毎月の固定費・変動費をカテゴリ別に集計する(ここまでは簡単)
- 年払の自動車保険やGolf保険、カードの年会費など少額も洩らさず計上
- 固定資産税や、年一回の人間ドック、プレゼント費用
- 我が家の「二重生活費用」単身赴任先からの帰省費用(約月1回)
- 支出予定は、家電の買い替えサイクル(例:冷蔵庫はあと5年位?など)
お金の管理に、使って良かったツール
お金の整理を進めるときに役立ったのが、家計管理アプリです。
私たちは【マネーフォワード ME】を使っています。

単身赴任で離れていても、一緒に資産全体を把握できて便利だよな

銀行やカードを登録しておけば、入出金やカード利用の状況も自動で反映されるから、棚卸しがすごく楽だったよね

\マネーフォワードME おすすめポイント/
・ 口座・カード・お財布の中の現金の残高を自動集計
・ グラフで資産推移がひと目でわかる
・ 家計簿入力の手間が最小限(現金支払は手入力)
・ レシートをスマホで撮影して金額も自動入力
・ 入力データをCSV形式でダウンロードも出来る
お金の棚卸しまとめ

「お金の棚卸し」をすると、こんなメリットがあります。
- 不要な口座やカードを整理でき、管理が楽になり気持ちもすっきり
- 家計の全体像が見えるから把握すべき事がはっきりわかる
- 将来に備えて、何を強化すべきか対策を考えるベースになる
こうして整理してみると、老後資金の道筋が少し見えてきたね。

そうだね。次は貯蓄・投資と保険のバランスを見直していこう。

次回は「老後資金のシミュレーション」をご紹介します。