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学校事務の共有フォルダ活用術|教員との“すれ違い”を防ぐ情報共有

学校事務の共有フォルダ活用術|教員とのすれ違いを防ぐ情報共有のコツ

4月。新年度の準備でバタバタしている学校。
新人のあかりは、教員との連携ミスで提出物が遅れてしまう。

「伝えたはず」が「伝わっていない」。
落ち込むあかりに、鈴木主任が見せたのは“ 共有フォルダ ”の活用方法だった。

個人メモでは防げないすれ違いも、共有フォルダで“ 見える化 ”すれば、チーム全体で仕事が進む。
学校事務の信頼は、情報の整理と共有から生まれる。

目次

新年度、情報が飛び交う春

始業式を数日後に控えた朝。職員室も事務室も、慌ただしく働いている。
学校行事・補助金・予算執行、どの業務も新年度始動の季節だ。

新人のあかりは、新年度から行事費の支払い手続きを担当することになった。
担当教員と情報共有のやり取りをメールと口頭で行い、予定通り進んでいるつもりだった。

ところが提出締切の日、教員から一言。
「えっ? その書類、まだアップされてないの?」

新人あかり

えっと・・・アップしたと思うんですけど。
今すぐ確認します。

あかりは慌ててサーバーを確認した。
自分のパソコン内の“ローカル保存”に入れたままで、共有フォルダには未アップ。
「アップしたつもり」「伝えたつもり」。
でも、担当教員は確認できない状態だった。

「伝えた」と「共有した」は違う

落ち込むあかりの前に、鈴木主任がやってきた。

えりか主任

あかりさん、“ 伝えた ”と“ 共有した ”は違うのよ。

鈴木主任は自分のパソコンの画面の、共有フォルダのフォルダ構成を見せた。

\ 学校行事
 └ 年度
   └ 行事名
     └ 事務関連資料

えりか主任

学校行事ごとにフォルダを作って、誰でも閲覧可能にしておくの。
 “ 自分のパソコンの中 ”は、自分しか見えない世界だから。

鈴木主任は、やさしい口調で続ける。

えりか主任

口で伝えるより、“ フォルダに保存する ”ほうが早くて確実。
そして、見出しをそろえると属人化も無くなるわ。

あかりは頷きながら、フォルダの構造をノートに書き写した。
“共有する”という言葉の重みが、実感として解ってきた。

共有フォルダがつなぐチームワーク

新人あかり

鈴木主任のアドバイスをもとに、行事フォルダを整理しました。

新人あかり

ファイル名もルールに沿って付けました。
最初に「日付」「 行事名」そして「目的」と「版数」ですね。

202505_校外学習_支払予定表_v2.xlsx

同じファイルを見ながら、教員とのやり取りが格段にスムーズになった。
先生たちからも「このフォルダ、見やすいね!」と感謝の声が届いた。

えりか主任

あかりさん、すごく良くなっているわ。
共有フォルダって、データじゃなくて、信頼を置く場所なのよ。

  • 「 伝えた 」と「 共有した 」は、まったく違う。
  • 共有フォルダは、情報の“ 見える化 ”の第一歩。
  • ファイル名のルールを決めると属人化を防げる。
  • 共有フォルダは“ 保存庫 ”ではなく“仕事の共有スペース”。
  • 整理された情報は、チームの信頼を生む。

共有フォルダは、単にデータを置く場所ではない。
同じ情報を、同じ場所で、誰もが確認できる仕組みをつくること。それがチームで仕事を進める土台になる。

学校では、教員と事務がそれぞれ忙しく動いている。
だからこそ、情報を「誰でも見える形」に整えておくことが、すれ違いを防ぐ一番確実な方法になる。

共有フォルダを整えることは、仕事を整理することでもあり、チームの信頼を育てることでもある。

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この記事を書いた人

一般企業で事務職として10年勤務。子育てのブランク後、金融機関での事務職を経て、現在、私立の高等学校で事務主任として15年勤務しています。

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