「学校事務の仕事って実際どうなの?」「学校事務に向いている人、向いていない人って実際どんな人なの?」
現役事務主任が、現場のリアルを分かりやすく紹介します。
新人あかり学校事務って、思ってたより覚えること多いです……。



書類の意味や仕事の流れが分かってくると、だんだん全体が見えるようになるわ。
学校事務の仕事は、一般企業でいう総務・経理・人事・広報・施設管理などの役割をあわせ持つ仕事です。
そこに、生徒や保護者への対応など、学校ならではの業務が加わります。
特に私立学校では、お金の流れに特徴があります。
- 生徒や保護者からの授業料などの納付金
- 学園が持つ資金
- 国や自治体からの補助金
そのため学校事務では、日常の資金管理に加えて、補助金の申請や実績報告などの業務も担当します。
つまり学校事務は、学校のお金の流れを管理し、教育活動が円滑に続くよう支える仕事と言えるでしょう。
- 学校事務は、総務・経理・人事・広報などの役割をあわせ持つ
- 学校には授業料や補助金など独自のお金の流れがある
- 教育活動を支えるための管理業務が中心になる
主な仕事内容



学校事務って、転職前はどんな仕事をしているか正直分からなくて。



先生の仕事は分かるけど、事務の仕事はイメージ湧かないのかもね。
学校事務には、一般企業の事務職と共通する部分も多いのですが、学校という場所を支えるさまざまな業務があり、多種多様なお仕事を経験できます。
・学納金(授業料など)の管理
・予算や決算の管理
・補助金の申請や実績報告
・教室の机や椅子など教育備品の管理
・コピー機や、パソコンやタブレットなど電子機器の管理
・校舎や体育館などの施設や、エレベーター・消防設備などの点検・管理
・来客対応(教育機関、企業、教材会社・地域の方など)
・学校行事の準備や調整
・教職員のサポート業務
このように学校事務は、お金・施設・備品・人の動きを支えながら、学校という場所が安全に運営されるように整える役割を担っています。
一般企業の事務との違い



一般企業の事務との共通点と違いが知りたいです。



共通する部分も多いけど、目的とお金の流れが違うわね。
学校事務は、一般企業の事務と共通する部分も多いのですが、目的やお金の流れに違いがあります。
目的として、一般企業は利益を生み出すことですが、学校は教育活動(生徒を成長させる事業)が継続できるようにすることになります。
生徒の入学から卒業までの3年間を見守り、生徒の成長を感じる機会が多くなります。
基本的には、裏ー方としてのサポートで教員ではない立場ですが、時には生徒とのコミュニケーションの中で、成長を支える一助となることもあります。
一般企業には無い学校事務ならではの教育現場で働くやりがいとなります。
金銭面では、一般企業では「売上」が経営の中心になります。
私立学校では教育活動を達成し継続させるための資金として「授業料と補助金」が学校運営の土台になります。
そして事務の役割は、学校のお金の流れを管理し、教育活動が滞りなく続くよう支えること。
そのため、学校事務では授業料や補助金など、学校特有のお金の管理が必要になります。
私立学校特有の業務(補助金など)
私立学校では、学園が持つ資金に加えて、保護者から納入される授業料や納付金によって運営されています。
さらに、国や自治体からの補助金も、学校運営を支える重要な財源です。
そのため学校事務では、一般企業にはない業務があります。
- 補助金の申請や実績報告
- 予算・決算などのお金の流れの管理
- 会計監査(補助金の使途が正しいか、外部の公認会計士による監査があります。)
学校事務に向いている人の特徴
学校事務は、派手に目立つ仕事ではありません。
ですが、学校という組織を支える大切な役割があります。
特に次のような人は、学校事務の仕事に向いていると感じます。
① 人を支える仕事が好きな人
学校事務は教員や生徒、保護者など多くの人を支える仕事です。
裏方として学校運営を支えることにやりがいを感じる人に向いています。
② 教育現場に関わりたい人
授業はしませんが、学校という人を育てる教育現場の一員として働きます。
③ 丁寧で正確な仕事ができる人
書類管理や予算管理などミスが許されない仕事が多く、丁寧で正確な作業が求められます。
④ コツコツ仕事を積み重ねるのが得意な人
日々の事務処理や書類作成など、地道な作業を継続する力が求められます。
⑤ 基本的なパソコンスキルがある人
ExcelやWordを使った文書作成や、データ管理が日常業務になります。
⑥ 幅広い業務を経験したい人
総務・経理・人事・広報・施設管理・庶務など幅広い業務経験を積みたい人
学校事務に向いていない人の特徴
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事務職なら人とあまり話さない仕事と思ってました。



むしろ逆ね。先生や保護者、生徒と毎日やり取りがあるわね。
私の考えている、学校事務に向いていない人は次のような人です。
① 人と関わる仕事が苦手な人
学校事務は教員・生徒・保護者など多くの人と関わります。
② 教育現場に興味が無い人
教育活動を支える立場なので、学校という環境に関心がないと働きづらい可能性があります。
③ リモートワークを希望している人
学校事務は基本的に出勤して働く仕事です。
④ 成果と給料が直結する仕事を求める人
学校の給与体系は、成果によって給与が大きく変わる仕組みではありません。
⑤ 同世代より高収入を目指したい人
安定した給与はありますが、ずば抜けた高収入を目指す仕事ではありません。
⑥ ルーティン業務が苦手な人
書類処理や会計処理など、日々の事務作業が多い仕事です。
⑦ 臨機応変な対応が苦手な人
学校では突発的な対応が必要になる場面も少なくありません。
学校事務の仕事は、前に出る仕事ではありません。
でも、学校という組織が毎日スムーズに動くように支える大切な役割があります。
例えば、次のような仕事があります。
- 学校徴収金の管理
- 物品購入や予算の手続き
- 電話や来客対応
- 学校行事の事務準備
- 施設の修繕手配
こうした仕事を通して、学校の運営を裏側から支えています。
一見すると地味な仕事ですが、学校全体の動きを支えるため責任も大きく、大変だと感じる場面もあります。
でも、学校行事が無事に終わったあと、先生がほっとした顔をしている。
生徒や保護者から「助かりました。ありがとう」と言われる。
当たり前のように、今日も学校が動いている。
そんな瞬間に、この仕事のやりがいを感じます。



学校事務は、いわば学校のインフラみたいな仕事なのよ。
学校事務は、派手な成果が見える仕事ではありません。
むしろ、日々の事務処理や調整を積み重ねていく仕事です。
勤務年数を重ねるほど
「この手続きはこうした方がスムーズだな」
「このタイミングで準備しておくと先生が助かるな」といった判断ができるようになります



学校事務は目立たないけれど、学校を支える大事な役割なのよ。
学校事務は、決して楽な仕事ばかりではありません。
細かい事務処理や突発的な対応など、大変だと感じる場面もあります。
それでも、学校という場所が当たり前に動き続けるためには欠かせない仕事です。
目立たないけれど、誰かの仕事をそっと支えている。
そんな役割に魅力を感じる人には、学校事務という仕事は合っていると思います。
学校事務は
・人を支える仕事が好き
・地道な仕事をコツコツ続けられる
・教育現場に関わりたい
このような人には向いている仕事です。
一方で
・成果が給料に直結する仕事を求めている
・同世代より高収入を目指したい
・リモートワーク中心で働きたい
という人には、少し合わない可能性があります。
学校事務の年間スケジュールを知りたい方は、こちらの記事に詳しくまとめています。











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