「学校事務は楽すぎ」「学校事務はやめとけ」
──ネットで検索すると正反対の声が並んでいて、
就職・転職を考えている方ほど混乱するのではないでしょうか。
結論から言うと、どちらも本当です。
ただし「楽すぎ」と感じるか「やめとけ」と感じるかは、
あなたの性格・価値観・働き方の好みによって180度変わります。
この記事では、私立高校で15年勤務する現役事務主任が、現場の本音でお伝えします。
- 「楽すぎ」と言われるリアルな理由
- 「やめとけ」と言われるリアルな理由
- 向いているか分かる10問の適性診断
読み終わるころには、
「自分にとって学校事務は “アリ” か “ナシ” か」がはっきりするはずです。
「向いているかどうか」を自分の感覚だけで判断するのは、実はいちばん危険です。
先に無料の診断で自分の適性を言葉にしておくと、このあとの「楽すぎ5つ・やめとけ5つ」を読みながら、自分がどちらのタイプか答え合わせができます。
記事後半の10問の適性診断とあわせて使うと、判断の精度がぐっと上がります。
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新人あかり「学校事務 楽すぎ」「やめとけ」の、ネットの評判に悩みます



どちらも本当なの。でも大事なのはあなたに合うかどうか。一緒に見ていきましょう
| 「楽すぎ」派の理由 | 「やめとけ」派の理由 |
|---|---|
| ① 定時退社できる | ① 給料が安い |
| ② 長期休暇が年3回 | ② 繁忙期が激務 |
| ③ ノルマ・営業なし | ③ 人間関係が閉鎖的 |
| ④ 人間関係が安定 | ④ 昇進が見えにくい |
| ⑤ クレームがなし | ⑤ 思ってたのと違う |


鈴木 えりか
- 私立高校の現役事務主任(学校事務15年目)
- 一般企業・金融機関の事務職を経て学校事務へ
- 採用面接にも携わる立場(採用する側の視点で解説)
- 公立との違い・給料・採用試験を実データ+実体験で解説
- ブログは新人「あかり」さんとの対話形式でお届け
「学校事務 楽すぎ」と言われる5つの理由


まずは「楽すぎ」と言われる理由は、次の5つです。
民間企業と比べると、ストレスの種類がまったく違います。詳しく見てみましょう。
① 定時退社できる日が圧倒的に多い
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本当に定時で帰れるんですか?



私の場合、1年のうち7〜8割は定時で帰れてるわ。
民間で働いてた頃は考えられなかった
繁忙期を除けば、「日常的に残業が続く」という状況はほとんどありません。
特に夏場は16時台に業務が終わる日もあります。
民間企業のように「19時退社が当たり前」という空気は薄く、残業を前提としない働き方が文化として根づいています。
② 長期休暇が年に3回ある
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夏休みとか、先生と同じように休めるんですか?



学校が長期休暇の期間は、事務も交代で休みを取りやすいの
学校によりますが、お盆に10日、年末年始に10日、春休みにも数日。
カレンダー通りの会社員より、トータルの休日数はかなり多いのが実情です。
長期休みの恩恵は、パート勤務でも同じです。子育てと両立したい方向けには、パート・派遣の働き方を別の記事で詳しく解説しています。


③ ノルマ・営業・売上目標がない



これが一番大きいかもしれないわね。
「今月の数字が…」というプレッシャーがゼロなの
仕事の成果は「正確に処理できたかどうか」で測られます。
数字に追われるストレスがないので、コツコツ型の人には非常に向いている環境です。
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数字のプレッシャーがないって、精神的にだいぶ楽そうですね
④ 人間関係が比較的安定している
学校は異動が少ないため、同じメンバーで何年も一緒に働くことが多い職場です。



合う人に当たれば最高に楽。
ただし合わない人に当たると…まあ、それは後で話すわね
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(それ、フラグですよね…)
⑤ 理不尽なクレーム対応がほぼない
接客業やコールセンターのような、見ず知らずの人から怒鳴られるストレスはまずありません。



対応するのは保護者・生徒・教員。
「お客様は神様」的な理不尽さとは無縁の世界ね
「学校事務 やめとけ」と言われる5つの理由


ここからは、あえて厳しい話をします。「楽そうだから」という理由だけで選ぶと、入ってからのギャップで確実に苦しみます。
私が15年の現場で見てきた「やめとけ」と言われる理由は、次の5つです。
① 給料が安い(特に若手のうち)



これが一番リアルな「やめとけ」の理由。
公立でも私立でも、20代のうちは手取り18〜20万円台が普通よ
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都会の一般企業と比べると少ないですね…
15年勤めた私でも、同年代で民間企業にいる友人とは差があります。
「のんびり働ける代わりに、稼ぎは控えめ」──これを受け入れられるかどうかが分かれ道です。
② 繁忙期の激務がエグい
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さっき「定時で帰れる」って言ってましたよね?



普段はね。
3月〜4月の入学・卒業シーズンと年度末の決算時期は別世界よ
書類の山、締め切りの連続、電話が鳴りやまない。
この時期だけは「楽すぎ」なんて言葉、口が裂けても出てこないのが本音です。
③ 人間関係が「閉鎖的すぎる」



さっきの「人間関係が安定している」の裏返しね。
異動がないから、合わない人とも何年も一緒
事務室は3〜5人の狭い空間。
一人と関係がこじれると、逃げ場がないのが現実です。
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それはかなりキツそう…



実際、辞める人の理由で一番多いのが
「仕事内容」じゃなくて「人間関係」なのよ
④ キャリアアップが見えにくい
学校事務には「昇進ルート」がほとんどありません。
主任→事務長くらいで、ポストが限られています。



「5年後にマネージャー、10年後に部長」みたいなキャリアパスを描きたい人には正直向かないわ
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逆に「ずっと同じ仕事を安定して続けたい」人にはいいんですね



そういうこと。ここが価値観の分かれ目ね
ただし、階段が「ない」わけではありません。主任・事務長という役職の中身と、5年目で主任の打診を受けた実話は、次の記事にまとめています。


⑤ 「思ってたのと違う」ギャップで悩む人が多い
「楽そうだから」という理由だけで入ると、繁忙期のギャップにやられるケースが本当に多いです。



教員との関係も独特ね。先生たちの「当たり前」と事務の「当たり前」がぶつかることも珍しくないの
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「楽そう」だけで選ぶのは危険ってことですね…



だからこそ、自分に向いてるかどうかを先に知っておくことが大事なの
ここまで読んで、「5つの理由、まさに今の私だ…」と感じた現職の方へ。
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転職を決めていなくてもOK。診断だけでも使えます。
まだ「辞める」と決めきれない方は、こちらもどうぞ。
辞めていい人・もう少し粘るべき人の見分けチェックリストを用意しました。
📎 【学校事務を辞めたいあなたへ】 辞めていい人・粘るべき人の見分け方
あなたは学校事務に向いている?【10問の適性診断】


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楽な面もきつい面もわかりました。でも結局、自分に向いてるかどうかってどう判断すれば…?



15年この仕事をしてきて、「続く人」と「辞める人」の違いがはっきり見えてきたの。10個の質問で簡易チェックしてみましょう
チェックリスト(10問)
以下の項目に「はい」か「いいえ」で答えてみてください。
- 同じ作業をコツコツ続けるのが苦にならない
- 給料より「自分の時間」を優先したい
- 目立つ仕事より縁の下の力持ちが好き
- 少人数の環境でも人間関係をうまくやれるほう
- 数字のノルマに追われるのは絶対に嫌だ
- 繁忙期が年に数回あっても、普段が楽なら耐えられる
- 「出世」より「安定」に魅力を感じる
- 一つの職場に長く勤めたいタイプだ
- 細かいルールや手続きを正確にこなすのが得意
- 「仕事は生活の手段」と割り切れる
7問以上「はい」→ 学校事務に向いているタイブ



あなたは学校事務の「楽すぎ」な面を存分に活かせるタイプですね
安定した環境でコツコツ働くことに価値を感じられるなら、この仕事は長く続けられるはずです。
あなたは、学校事務に向いているタイプ。
具体的な学校事務のなり方は、こちらの記事で詳しく解説しています。気になるものからどうぞ。↓
➡️ 学校事務になるには?採用試験・倍率・対策のすべて
➡️ 【公立を目指す方】学校事務は公務員?試験・難易度・対策
➡️ 【私立を目指す方】私立学校事務とは?公務員との違い・年収・なるには
4〜6問「はい」→ 職場選びが超重要なタイプ



向いている要素はあるけど、
「どの学校に入るか」で満足度が大きく変わるタイプですね
特に人間関係と繁忙期の忙しさは、学校によって本当にバラバラです。入る前にできるだけ情報を集めること、そして自分の強み・適性を、もっと詳しく知っておくことが大切です。
そこでおすすめなのが、無料の「グッドポイント診断」。
18種類の強みを言葉にしてくれるので、自分に合う職場を選ぶヒントになりますよ。
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診断だけの利用もOK。転職を決めていなくても使えます。
3問以下「はい」→ 他の選択肢も見てみよう



正直に言うと、学校事務の「やめとけ」要素があなたにとってストレスになる可能性が高いわ
でもこれは「あなたがダメ」ということではなく、「もっと活躍できる場所が他にある」ということ。
事務スキルが活かせる仕事は学校以外にもたくさんあります。
一度プロに相談して選択肢を広げてみるのがおすすめです。
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相談だけで終わっても、もちろん大丈夫です。
私立高校15年目の事務主任が見た「本当のところ」


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診断ありがとうございました。
もう少し詳しく現場のリアルを知りたいです



ネットの情報では見えない部分を、正直に話すわね
1年のうち「楽な時期」と「激務期」の比率
【楽な時期】6月、8〜9月、11月
→ ルーティン業務中心。定時退社が当たり前。
【普通の時期】5月、7月、10月、12月
→ 決算・監査・補助金申請・年末調整。事務だけが忙しい月。
【激務期】1〜4月
→ 入試・卒業・入学・年度末が重なって戦場。
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激務期が4か月もあるんですね……



そう。でも残りの8か月は、定時で帰れる日のほうが多いの。
だから『楽すぎ』という声も嘘じゃない。波を受け入れられるかどうかね
公立と私立、どちらがキツい?
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公立と私立で違いはありますか?
大きく違うのは3つです。
- 【給料】公立のほうが安定。私立は学校によって差が大きい。
- 【人事異動】公立は数年で異動あり。私立はほぼなし。
- 【業務範囲】私立のほうが「何でも屋」になりやすい。



公立は公務員としての安定感、私立は自由度の高さがメリットね
「頭おかしい」と検索される理由
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「学校事務 頭おかしい」ってネットで見ました…



これはおそらく2つの意味があるの
《 1つ目》は「教員の常識が事務と違いすぎる」というストレス。
先生たちは授業が最優先だから、事務手続きの締め切りを平気で破ることがあります。
《 2つ目》は「閉鎕的な人間関係で追い詰められた」ケース。
さっき話した、逃げ場がない問題です。



でもこれは、すべての学校がそうというわけじゃないの。
職場の雰囲気次第で、天と地ほどの違いよ
一般企業から転職してきた私も、入職した頃は「えっ?」と固まる場面の連続でした。
実際に固まった瞬間5つと、違和感の正体——学校が「学校の外と違うルール」で動く理由は、別の記事で正直にお話ししています。


私の給料を公開します(参考値)



一番気になります。実際どのくらいですか?
私立高校・事務主任・15年目の参考値です。
※学校の規模や地域で差があるので、あくまで一例として見てください。
【私の給料の変化】
・入職時(30代で転職):月給20万円台前半からスタート
・15年目の現在:年収500万円台・月額30万円台
※賞与年2回込み。学校の規模・地域・公立か私立かで大きく変わります。



入職1年目のころと比べると増えてはいるけど、同年代で民間企業にいる友人とは正直差がある。
その代わり、時間と精神的な余裕はこっちが上ね
学校事務を目指す人が、知るべき3つ





ここまで聞いて「やっぱり目指したい」と思ったら。
何から始めればいいですか?



3つだけ覚えておいて
① 公立か私立か、最初に決める
これで準備の方向がまったく変わります。
【公立を選ぶなら】
→ 地方公務員の採用試験を受ける必要がある
→ 試験科目が多いので、早めの対策が有利
【私立を選ぶなら】
→ 各学校の独自採用。求人サイトやハローワークで探す
→ 面接重視のところが多い
② 公務員試験の対策は「早めに・効率よく」



公立を目指すなら、試験対策は避けて通れないわ。
教養試験・専門試験・面接がセットになってることが多い
独学でも不可能ではありませんが、働きながら目指すなら、限られた時間をどう使うかが勝負になります。
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仕事しながらだと時間が限られますもんね
だからこそ、最初にやるべきは問題集を買うことではなく、試験の全体像を知ることです。どんな試験がいつあって、何から手をつければいいのか——公立を目指す方に知っておいてほしいことは、次の記事に学校事務15年目の目線でまとめました。


③ 入る前に「事務室の空気」を確かめる



これが一番伝えたいこと。
学校事務は仕事内容より「誰と働くか」で満足度が決まる仕事よ
面接のときに事務室の雰囲気を見る、可能なら職場見学をお願いする。
この一手間で、入職後の後悔を大幅に減らせます。
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面接のときに事務室を見せてもらうのは失礼じゃないですか?



むしろ好印象よ。「それだけ真剣に考えてくれてるんだな」と思うから。遠慮せずにお願いしてみて
「楽すぎ」「やめとけ」も、あなた次第





最後に3つだけ覚えてね
- 学校事務は「楽すぎ」も「やめとけ」も両方本当。どちらに感じるかはあなたの価値観次第。
- 向いている人にとっては最高に居心地のいい仕事。向いていない人にはじわじわ辛くなる仕事。
- 「なんとなく楽そうだから」で選ぶと後悔する。自分の適性を知ったうえで判断するのが一番大事。
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まずは自分を知ること、ですね。主任、ありがとうございました!
あなたの次のステッブ
この記事の診断で「向いている」と感じた方も、「ちょっと違うかも」と感じた方も、
大切なのは思い込みではなく、客観的な判断で動くことです。
まずは無料の適性チェックで、「自分は本当に向いているのか」を数字で確かめてから次の一歩を決めませんか。
\ 無料で強み・適職がわかる /




最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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